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オりオノクリニック月報
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2021年5月

低身長の話


お子さんの身長が気になる場合は成長曲線を描いてみてください。今月号にある成長曲線を印刷して、その上に成長の記録を付けてみてください。

横断的標準身長・体重曲線(0-6歳) 男子(SD表示)
横断的標準身長・体重曲線(0-6歳) 女子(SD表示)
横断的標準身長・体重曲線(0-18歳) 男子(SD表示)
横断的標準身長・体重曲線(0-18歳) 女子(SD表示)    

成長曲線とは男女別に子供の身長や体重の記録を集めて、年齢別に平均値や標準偏差を曲線で示したものです。-2SDから+2SDの間に約95%のこどもが含まれます。-2SD以下のこどもは100人中2~3人くらいの割合です。
-2SD以下になる場合は低身長の原因検査をする適応になります。
そして、検査の結果、適応があれば成長ホルモン治療を受けることができます。
(1)成長ホルモン分泌不全性低身長
脳画像検査(MRI)や成長ホルモン分泌刺激検査などを行い成長ホルモンの分泌不全がないか検査をします。成長ホルモンの分泌が低下している場合は成長ホルモン治療を受けることができます。
(2)染色体の検査
ターナー症候群・プラダー・ウィリー症候群・ヌーナン症候群など低身長をきたす原因について検査をします。成長ホルモン治療の適応があります。
(3)子宮内発育不全
妊娠満期で出生しても身長や体重の小さいこどもや、早産で妊娠週数に比して小さく生まれたこどもは子宮内発育不全と呼ばれます(在胎週数相当の『標準値-2SD』未満である場合)。
子宮内発育不全の多くのこどもは身長が伸びますが、身長の伸びが見られない場合があります。この場合も成長ホルモン治療の適応があります。
(4)骨や軟骨の病気(軟骨無形成症・軟骨低形成症)
骨や軟骨の異常のために身長が伸びない病気です。
(5)小児慢性腎不全性低身長
小児慢性腎不全でも低身長となります。標準身長の-2SD以下の場合は成長ホルモン治療を行います。





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