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オりオノクリニック月報
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2021年7月

新型コロナワクチン 子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方


日本小児科学会予防接種・感染対策委員会の考えに沿って

国外での小児(12~15歳)を対象とした接種経験のもとに、日本でも2021年5月31日に12歳以上の小児にファイザー社製新型コロナワクチン接種が承認されました。

子どもへのワクチン接種の考え方
重篤な基礎疾患のある子どもへの接種
国外では、神経疾患・慢性呼吸器疾患・免疫不全を有する子どもの新型コロナ感染例で、重症化が報告されています。日本でも接種対象年齢となる基礎疾患のある子どもの重症化が危惧されるので、ワクチン接種がそれを防ぐことが期待できます。
しかし、高齢者に比べて思春期の子ども、若年成人では接種部位の疼痛出現は90%であり、特に2回目接種後に発熱、全身倦怠感・頭痛など起こる頻度も高いです。(37.5度以上の発熱は20代で50%、50代では30%、70代で10%)以上のことから、ワクチン接種を検討する際には、基礎疾患のある子どもの健康状況をよく把握している主治医と事前に相談しておくことが望ましいです。
健康な子どもへの接種
12歳以上の健康な子どもがワクチン接種することは意義のあることです。コロナ予防対策で子どもたちの生活は制限を受けており、子どもの心身の健康に大きな影響を与えています。小児コロナ感染患者の多くは軽症ですが、稀に重症化することもありますし、同居する高齢者がいる場合は感染を広げる可能性があります。  
子どもへのワクチン接種は、先行する成人への接種状況を踏まえて慎重に 実施されることが望ましく、また、接種にあたってはメリットとデメリットを本人と養育者が十分に理解し、きめ細かい対応が必要になるでしょう。できれば集団接種ではなく、個別接種が望ましいと思います。ワクチン接種しない子どもと養育者に対しては、特別扱いされないような十分な配慮が必要です。充分な接種前の説明を受けて、副反応に対するきめ細かい対応が必要でしょう。

子どもにかかわる成人への接種に対する考え方
子どもに関わる業務従事者へのワクチン接種は重要です。子どもへの感染源の多くは周りにいる成人です。子どもを感染から守るためには、周囲の成人が免疫を獲得することが重要です。障害児施設・児童発達支援センター・放課後デイサービス・支援学校放課後等の支援事業を実施している施設職員・保育所・幼稚園・認定こども園、小中学校、特別支援学校・学習塾の職員等、勤務形態を問わずワクチン接種することは重要と考えます。





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