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オりオノクリニック月報
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2024年1月

冬のウイルス性胃腸炎について



冬に流行しやすいウイルス性胃腸炎というとSRSVです。
Small(小さな)Round(球形の)Structured(形をした)Virus(ウイルス)の頭文字をとったものです。ノロウイルスはSRSVに属しています。ほぼ(SRSV=ノロ)同じ意味です。
SRSVは人の腸で増殖し糞便中に排出されます。水質汚染を起こして食品を汚染し、また他の人の口に入るという循環を繰り返すウイルスです。
SRSVを含む糞便で汚染された海域などでは、エサをとるために大量の海水をろ過している貝類にSRSVが濃縮されることになります。
一見健康な人の便から排泄されることがあり、自分が感染していることを知らずに食品を扱ったりすることで、他の人に感染させてしまうことがあります。便だけでなく吐物からもSRSVに感染してしまうこともあります。

症状:SRSVが体内に入ると、通常1~2日で発症します。主な症状は下痢・嘔気・嘔吐・腹痛で発熱・頭痛・筋肉痛を伴うことがあります。

予防:
1:糞便からの感染を防ぐために、トイレの後は手洗いをきっちり。感染者とのタオルは別々に使いましょう。
2:SRSVは熱に弱いので、食品はしっかり加熱しましょう。特に貝類を調理する時には要注意。調理した手や調理器具からの二次汚染にも注意が必要です。
3:食卓テーブル・トイレのノブなどの消毒。SRSVには塩素系消毒薬が有効です。便や吐物で汚染された衣服は洗って・しっかり日光で乾燥させておけば大丈夫です。

SRSVの代表であるノロウイルスは便を検査して調べることができます。しかし、保健適応なのは、①3差未満・②65歳以上・③悪性腫瘍の診断が確定している患者・④臓器移植後の患者・抗がん剤・免疫抑制剤使用中の患者となっています。それ以外の人では自費になります。ノロウイルス感染症だとわかっても、特別な治療はありません。一般のウイルス性胃腸炎の対応と同じです。






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